兵庫県議会の小池議員より「くすのき賞」を贈呈される中尾嘉延理事長(左側の写真の右端)     
兵庫県立小野高等学校国際経済科の生徒の皆様からの募金をいただく理事長(右側の写真の右端)

 2013年7月にNPO神戸ミャンマー皆好会の理事長を拝命いたしました、中尾嘉延でございます。

いつも、理事、会員の皆様の温かいご支援、ご協力をいただきまして、御礼申し上げます。

 さて近年、世界はグローバル化が進み、各国の相互協力関係が深まる中で、アジアでは中国において人件費高騰や近隣諸国との領土問題などチャイナリスクが顕在化し、これを回避するため、いわゆるチャイナ・プラスワンが求められています。その中でもミャンマーは世界から最も注目される国の一つとなっています。ミャンマーは今まさに「発展」の過程にあり、様々な支援を必要としています。

 私自身も2013年、数年ぶりにミャンマーを訪問し、経済発展の勢い、国民の活気を強烈に感じる一方で、今後懸念される経済格差の拡大、インフラ整備の遅れなども感じました。

 当会は2002年の設立以来、民間交流を通じて「農業」「教育」「医療」などの面で支援を実施してきました。初代理事長 故中尾作藏氏がミャンマーに従軍した際、幾度もの生死の危機を現地の人々に助けられ、その恩返しの気持ちから始まった当会はおかげさまで会員数も増えてますます活動が活発になっております。

 2014年1月に兵庫県より、ボランティア活動において社会貢献している団体に贈られる「兵庫県くすのき賞」を受賞いたしました。同年2月には兵庫県立小野高等学校国際経済科の生徒の皆様により集めていただいた募金を、マングローブ植林費用として現地に届けることができました。また同年4月には明石北ロータリークラブ様のご協力によりヤンゴン市内にトゥッカサエティー尼僧院学校の建設を寄贈いただき、無事竣工されました。

 今後の活動は、これまでの支援活動を継続するとともに両国の学生交流など、若い世代の交流の懸け橋となるような活動を増やしていければと考えております。

 最後になりますが、ミャンマーの経済は今後、大きな発展が期待されますが、私ども神戸ミャンマー皆好会は会員の皆様とともに設立当時の原点である「本当にミャンマーのためになる活動を継続的に広めていく」という基本理念を忘れず、活動していきたいと考えております。皆様、今後ともご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

     初代理事長 故中尾 作藏氏
     初代理事長 故中尾 作藏氏